2016年10月31日 11:43
日本政府観光局や観光庁によると、訪日客数は昨年2015年の累計で約1974万人となった以降も、月ごとに前年実績を上回り、9月までに4回にわたり月間200万人を突破した。10月も中国の国慶節(建国記念日)に伴う大型連休も受け、中国や東南アジア方面からの需要が堅調だった。
地方空港を含め、格安航空会社(LCC)などの新規路線乗り入れが進んだほか、中国や台湾からのクルーズ船の寄港数が大幅増。政府も近年、ビザ発給要件の緩和や消費税免税制度の拡充などの受け入れ態勢を強化した。4月に発生した熊本地震で九州地方の需要が鈍化したものの、最近は回復基調だった。