台湾人観光客の動向調査を行っていると見えてくる様々なこと
そのひとつとして、台湾人観光客の約6割が家族旅行で訪問し、沖縄県内の観光スポット、飲食店etc...お決まりのコースを色々と回っている傾向にあります。
その人気スポットのひとつ「公園」今回は公園におけるビジネスヒントを探ってみます。
まず、数年前から台湾人観光客が増えているいくつかの公園を紹介
空港からほど近く、大駐車場も完備した那覇の奥武山公園
修繕が終わった昨年4月から急激に台湾人観光客が増えた公園です。
那覇でもうひとつ、大人気の公園は「海軍壕公園」
次に、浦添で急激に増えた公園といえば、地元の子供たちにも人気の「浦添大公園」
ここも平日・週末問わず、台湾人観光客が大勢押し寄せて楽しく遊んでいます。
最後が南部、糸満にある「西崎親水公園」
ここも、多くの家族連れ台湾人観光客で賑わっております。
さて、ここで重要なのは何故、そこに集まるのか?
お金を出して観光に来て、わざわざ公園で遊ぶ理由、そこに集客のヒントと、ビジネスに繋げるヒントがあると思います。
まず、台湾の公園には小さなコンビネーション遊具、スプリング遊具、ブランコ、滑り台などはもちろんあります。
ただ無いのが、長いローラー滑り台
例えばこれは「奥武山公園」のローラー滑り台、全長はさほど長くはないですが、こういう滑り台が無い感じです。
那覇のもう一つの人気公園「海軍壕公園」のローラー滑り台はこんな感じ
こちらは「浦添大公園」のローラー滑り台
最後は糸満、「西崎親水公園」のローラー滑り台です。
そう、台湾にない長いローラー滑り台を滑るために、小さなお子様連れの家族が訪問しているのですね。
いわば、アトラクション的な感覚で公園に訪れていると思われます。
集客という点では、特にPRをしたわけでもなく、台湾人観光客のニーズに合ったサービスが沖縄の公園にあったので口コミで広がったというのが、現状の沖縄の公園事情、ここは集客に繋げるビジネスヒントが隠されていますね。
一方、台湾人観光客だけではなく、ここ最近では大勢の外国人観光客が訪れ、大人が滑ったり、ごみを捨てたりなど、マナー違反も問題視されているのも事実!
多言語の張り紙で注意書きをしている公園もだいぶ増えてきましたが、収益化が見込めない公園の運用でえは、中々インバウンド対応に予算もかけられない状況でしょう。
公園内に外国人観光客が立ち寄りサービスを利用する飲食店の展開や、これからの季節では暑さ対策の商品を提供する施設の展開など、人が集まる場所でビジネスに繋げて、お互いがWin×Winになる仕組みができれば良いと思います。